SNSスイーツ最新動向
~台湾カステラ編~
いま巷で話題の台湾カステラをご存知でしょうか?台湾の屋台でよく見られるこのソウルフードは、2021年日本のスイーツトレンドの筆頭とされ注目を集めています。日本のカステラとは異なり、甘さが控えめでふんわり、でもしっとりしているのが特徴です。
今回取材した「新カステラ」(since 2017)さんには、老若男女幅広い方が足を運びます。ふわっと軽くしゅわっと溶ける食感、穏やかな甘みが特徴のカステラにはどんどん手が伸びてしまいます。店長のミさん(台湾ご出身)に同商品のこだわりやヒミツを取材しました。
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話題のSNSスイーツの最新動向~台湾カステラ編~
一度に大量に焼成する地元の台湾カステラは迫力がある一方、表面にヒビが入ったりパサついたりするものも多かったんです。日本人は綺麗で完璧なものを求める気質があると思います。そのため日本で出店を決意した際はそのような課題をクリアし、綺麗な見た目の台湾カステラを目指し、開発を始めました。
しかし完成するまでには大きな課題がありました。それは日本の気候です。四季があり、湿度も変わる。そうするとメレンゲの泡立ち具合や焼成後の仕上がりも変わってくるんです。そのため、新カステラでは毎日の天気に合わせて焼成温度を変えています。そのような製法が確立するまで1年3か月かかりました。
~台湾カステラ編~
この「ふわしゅわ」食感を作るのには強いこだわりがあります。そのヒミツはメレンゲの泡立て具合です。台湾カステラって材料はとてもシンプル(卵、牛乳、小麦粉、砂糖、油)で正直特徴はありません。メレンゲの泡立て具合、見極めがとてもポイント!職人技なんです。泡立てし過ぎてもしなさ過ぎてもカステラは固くなってしまう。小さな起泡を維持することが大事なんです。
また、こだわりと言いますか、お客様とのコミュニケーションをもっとも大切にしてきました。密なコミュニケーションを通して新フレーバーを開発したり、ブラッシュアップしたりしてきました。今のお店があるのはお客様のおかげといっても過言ではありません。
取材を通して筆者が強く感じたのは、ミさんがお客様とのコミュニケーションをとても大切にしている点でした。ミさんが商品を開発しているというよりも、お客様とミさんが協力して商品、ひいてはお店を作り上げているという印象です。そのようなスタンスが新カステラが人気を集める秘訣だと感じました。毎月新フレーバーを発売しており、来月も新フレーバーを構想中?!らしいです。様々なフレーバーを取り揃える新カステラ、高円寺と浅草で購入できるので、ぜひ足を運んでみてください!
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~台湾カステラ編~
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