知っていますか?3月9日は「裏グミの日」! グミマーケティングが取り組む新たな仕掛け!

盛り上がりをみせるグミ市場ですが、実はグミには記念日が制定されています。9月3日をUHA味覚糖株式会社がグミの日と2007年に制定し、一般社団法人日本記念日協会に登録をしています。近年では、新たに3月9日を「裏グミの日」としてグミメーカーは様々なプロモーションに取り組んでいます。活発化しているグミ市場ですが、一体どのようにさらなる取り組みをしているのでしょうか。見ていきましょう。

【関連情報】

裏グミの日のキャンペーン内容
裏グミの日のキャンペーン内容
共同キャンペーンを仕掛ける意義
まとめ

3月9日「裏グミの日」とは

　3月9日を「裏グミの日」として様々なキャンペーンを実施しているのは、「GUMMIT」という「グミのサミット」になります。「GUMMIT」は、日本グミ協会と、グミを扱う春日井製菓株式会社、カバヤ食品株式会社、カンロ株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：村田哲也）、ハリボージャパン株式会社、UHA味覚糖株式会社（本社：大阪市中央区、代表取締役社長：山田泰正）、ニッポンエール（全国農業協同組合連合会の商標登録ブランド）といった複数の企業・ブランドから構成されています。裏グミの日は、グミの日 (9月3日) から半年離れており、ちょうど裏「グミの日」となっています。裏グミの日は2023年より開始し、今年で3年目を迎えます。

裏グミの日のキャンペーン内容

　裏グミの日ではグミを盛り上げるために、SNSで多くのキャンペーンを実施されています。過去2年では、39人に39個のグミをプレゼントするSNSでのキャンペーン、日本グミ協会名誉会員の歌手や俳優による裏グミ情報の発信、初音ミクと日本グミ協会がコラボしたオリジナルグミの限定発売など様々行われています。今年は裏グミの日のキャンペーンサイトが立ち上げられました。キャンペーンサイトでは、グミを学ぼう!おもしろグミ学校というグミについて学べるコンテンツが提供されています。【音楽】、【国語】、【理科】、【放課後】と題して、グミの食感に擬音、名作グミの開発秘話やおいしさの秘密、グミの弾力の仕組み、グミのプロ？が本気で話し合う2024年度のグミの振り返りなどを読むことが出来ます。

【関連情報】

共同キャンペーンを仕掛ける意義

　各メーカーはなぜこのようなメーカー同士の垣根を超えた取り組みをするのでしょうか。その一番大きな理由は、周囲を巻き込んでグミ市場を盛り上げる、消費者へグミの熱を届けられることが挙げられます。垣根を超えた取り組みの代表事例として、おもしろぐみマップが挙げられます。「日本グミ協会」が独自の視点で各メーカーのグミを分類し、グミのおもしろさを表現したものになります。メーカー同士の垣根を越えて、各社の商品を進んで横並びにすることはほとんど有りません。単なる比較では商品の優劣の比較にある恐れがあり、自社商品の価値を損ねる恐れがあります。しかしながら、このグミマップではおもしろさという軸を取り入れることで、全ての商品に目をむかせる工夫がされています。単なる弾力といった軸ではなく、柔らかいけど「謎」な食感、一度は「チャレンジ」してみたい硬さなどの興味を持たせる基準でマッピングしています。
　グミ市場が近年活発化する中で、各社は実に多様な食感のグミを展開していてその中身は先鋭化しています。消費者も僅かな違いに敏感になり、食感だけではなくパッケージにデザインやパッケージに記載されたオノマトペを含んで楽しんでいます。その中で、メーカー同士が共同で新たな軸を提示することは、消費者にグミの関心をより持たせるとともに、グミの理解を深められることに満足感をもたらすことにつながります。
　今年のキャンペーンのおもしろグミ学校の【国語】では、GUMMITに参加する6メーカーごとに約1万字のロングインタビューが掲載されています。約1万字のインタビューが発信されることから、グミの市場が単なる売れ行きだけが伸びているのではなく、情報の量・質の面でもニーズが大きく高まっていることが伺えます。

日本グミ協会が発表しているおもしろグミマップ

まとめ

裏グミの日を起点としてグミマーケティングについて紹介しました。グミブームはまだまだ続き、新しい商品がたくさん出そうです。そして、それに対応したグミの情報発信についても、質・量の高水準化が求められそうです。グミが今後どのように進化していくのか注目です。

【関連情報】

参考文献
＼3月9日は新たなグミの日！／GUMMITによる『裏グミの日』が誕生！UHA味覚糖の裏グミ情報も発信しちゃいます！https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000263.000011343.html
＼『裏グミの日』2年目突入！／グミがもっと楽しくなるキャンペーンを開催！UHA味覚糖の新作グミ情報も発信しちゃいます！https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000299.000011343.html
PR TIMES グミっておもしろい！3月9日の「裏グミの日」！味も色も形も弾力も自由なお菓子、グミのおもしろさを発見しよう！ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000114304.html

一覧に戻る

食品開発に関するお役立ち資料を無料進呈

今注目を集めている食品トレンド情報や
食品開発に関する資料を
無料でご提供しています。
是非この機会にご覧ください。

無料提供資料

今すぐダウンロード

ハイドロコロイドの基礎

～ペクチン・カラギナンなど徹底解説～

ペクチン、ゼラチン、キサンタンガム、
カラギナンなど
ハイドロコロイドに
ついて徹底解説。
ハイドロコロイドの概要から、
各種の特徴を全75ページにわたって
徹底に解説しています。
是非ご覧ください。

資料内容

ハイドロコロイドの概要　
～分類、由来原料、産地
ハイドロコロイド各論
(ペクチン、ゼラチン、キサンタンガム、カラギナン、グァーガムなど)
相乗効果、応用例　
～他の多糖類との併用

ダウンロードはこちら

ペクチンとは？
構造や種類・ゲル化の仕組みなどを徹底解説！

ペクチンの概要と種類、物性改良剤としての機能や使い方のコツについて解説します。

コロナ禍が転換点! ゼリー飲料市場の飛躍の要因に迫る

ゼリー飲料の市場が伸びています。コロナ禍をきっかけに改めて注目されるゼリー飲料市場の実情をご紹介します。

プロテインとコラーゲンペプチドを併用した海外の商品を紹介

タンパク質への関心が高まるにつれて「プロテイン」と「コラーゲンペプチド」を組み合わせた商品が増えています。今回はそうした商品をご紹介します。

フランクフルト、ベルリン、ロンドン、パリ 2024年秋海外スーパーマーケットを市場調査してきました!

2024年秋における、海外市販品のトレンドをご紹介します。

2025年食品トレンドは「スぺパ」? 「タイパ」、「コスパ」、「ウェルパ」と並ぶ、第4の効率性

食品で注目が集まる「スぺパ」について解説します。

食品開発ラボ　運営会社のご紹介

食品の企画・開発に関わる人のための専門メディア「食品開発ラボ」は、ユニテックフーズ株式会社が運営しています。
当社では創業以来独自の素材・製品で新しい食品の価値を創造することをコンセプトに、ペクチンをはじめとするハイドロコロイドの研究や素材を組み合わせたこれまでにない特性を持つ製品の開発、加えてお客様のご要望に応じた当社製品を実際の食品に用いた利用・応用技術の開発を行っています。
商品企画・開発において何かお困りごとがあれば、きっと当社がお役に立てると思います。
是非お気軽にお問い合わせください。