食の世界一周!「Foodex 2019」に行ってきました! ~アジア・ヨーロッパ編~

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前回に引き続き、2019年3月5日~8日に幕張メッセで開催された、アジア最大の食品・飲料見本市「Foodex」をレポートします。今回は「アジア・ヨーロッパ編」です!

ご当地グルメ含め、なんでもあり!エキゾチックな魅力のアジアゾーン

カナダの隣にはタイやマレーシアなどの東南アジアの国々がありました。タイブースではカレー、ガパオソース、ジャスミンライス、ココナッツ(ミルクやウォーター、ペーストなども)、ドライフルーツなどタイ独特の商品がたくさん展示されており、とても賑わっていました。グルテン代替を謳ったココナッツパウダーもあり、残念ながら試食はありませんでしたが、どんな味・食感になるのか興味をひかれました。他にも、マレーシア料理のロティ・プラタは薄いナンのようなもので絶品でした。ペナンカレーやラクサなども試食があり、とても人気で活発なゾーンでした。
隣は台湾で、なんと台湾だけで東南アジアブース全体に匹敵する大きさ!こちらもかなり盛り上がっていました。定番の小籠包やシュウマイなどの飲茶、台湾茶、台湾マンゴー、台湾バナナ、冷凍の魚介類、お土産のお菓子など名産品も多くありましたが、ベジタリアンミートやレディーミールなど面白いコンセプトの商品もたくさんありました。他にもソースや麺、寒天などいろいろなものがあり、台湾は「なんでもあり」な印象でした。
中国パビリオンは他のアジアパビリオンとは別に、離れたところに位置していました。冷凍野菜や加工・カット済み野菜など、日本ブースのように便利さを訴求するものが多かったように思います。日本語パッケージのおろししょうがやおろしニンニクなどの日本向け商品も多く、日本パビリオンを歩いているような錯覚にも陥りました。面白かったのは、「4D」という立体的なグミ!レゴブロックのように凹凸があり、組み合わせて象や電車などいろんな形を作れるという画期的なアイデアのグミでした。
隣国・韓国は、意外にもパビリオン自体は小さく、各々散らばって日本ゾーンに出展していたイメージでした。

ワイン・チーズ・スイーツ。美食のヨーロッパ

アジアゾーンの隣は大きなヨーロッパゾーンです。ぱっと見て、イタリアとスペインパビリオンの大きさが目立ちます。まずはフランス。「MADE IN FRANCE. MADE WITH LOVE」というコンセプトのもと、フランスのワインやパン、焼菓子、コンフィチュールなど「フランスプライド」が前面に押し出されていました。カラフルなプチマフィンやうずまき柄のパンなど、ときめかずにはいられない魅力的な商品ばかりでした。中でも可愛かったのが、「はちみつスフレ」というはちみつにフルーツ、ナッツを加えて含気させた(?)カラフルなデザート。クリーム状でやさしい甘さでした。パウチ入りのワインなど、エコ訴求もちらほら見え面白かったです。
イタリアパビリオンもフランスに負けず劣らずとワインやチーズが並びます。パルミジャーノ・レッジャーノというチーズの器でパスタを絡める実演・試食なども行っており、No1級の盛り上がりを見せていました(列がすごかったので断念)。他にもピザ、パスタ、スイーツなどイタリアらしい定番食品が並んでいました。冷凍パスタやラザニア、加熱するだけのスープなどレディーミールも充実していました。
他にも、ベルギーのチョコレートやギリシャヨーグルト、フィンランドのムーミングッズなど、楽しい展示がたくさんありました。スイスの伝統ジャガイモ料理「ロスティ」もとてもおいしかったです。ヨーロッパに多いイメージだったシリアルバーは、今回の展示会ではポーランドBAKALLAND社の「BA!」というエナジーバーくらいしか見つけられませんでした。

他にも、ブラジルのコロッケ・コシーニャ、オーストラリアのカンガルー肉など、面白いご当地グルメの試食がたくさんあり、盛り沢山な一日となりました。中東諸国や南米のゾーン、日本の都道府県ご当地グルメゾーンなど他にもありましたが、全部周りきることはできませんでした。

いかがでしたでしょうか。海外の文化、商品に触れることで日頃の開発に新しいアイデアが生まれるのではないでしょうか。日本にいながら食の世界一周ができる「Foodex」。来年は3月に予定されております。

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