日本でグルテンフリー菓子は流行るのか?

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世界のグルテンフリー製品市場規模は、急速に成長を続けています。このような中、日本でグルテンフリー菓子は果たして流行るのでしょうか? アメリカやフランスの動向と共に探ってみます。

世界のグルテンフリー市場の動向

グリテンフリー

世界のグルテンフリー製品市場規模は、2016年に149.4億ドルまで成長しています。さらに2017年から2025年にかけて9.3%のCAGRで成長すると予想されています。
グルテンは小麦に含まれるもので、グルテンフリーは、小麦アレルギーの方やグルテンによる自己免疫疾患であるセリアック病の方に支持されていますが、そうした人々に限らず「健康に良い」や「ダイエット」訴求で市場は拡大しているのです。各国のグルテンフリー市場の動向をみてみましょう。

アジア太平洋

2014年のアジア太平洋におけるグルテンフリー製品市場規模は194億円。オーストラリアを筆頭に成長を続け、2014年から2020年までの年平均成長率は8.8%と予想されています。しかし一部の国を除きまだまだ発展途上の段階です。

アメリカ

2012年に42億ドル、2017年に66億ドル越えとなり、年間28%の成長率となりました。小麦アレルギー対策だけでなく、グルテンフリーダイエットの流行もけん引しています。

フランス

2013年は8,000万ユーロ。2015年には+30%が見込まれている成長市場です。フランス人の2~4%は食物アレルギーであり、100人に1人はグルテン不耐症も。またグルテンフリーダイエットも需要があります。

以上のことから、アジアではまだ需要が低いものの、欧米では高成長市場として、需要が非常に高いことがわかります。

アメリカで需要が急拡大 グルテンフリーダイエットとは

アメリカで需要が急拡大しているのが、グルテンフリーダイエットです。
グルテンフリーダイエットとは、美容や健康を気遣う人たちの間で注目されているもので、アレルギー対策としての食品販売とは異なる視点になっています。

グルテンフリーダイエットとは

グルテンとは主に小麦に多く含まれる成分です。そのため多くの小麦製品にはグルテンが含まれます。グルテンには、短時間で血糖値を高くする恐れのある「アミロペクチン」が含まれており、摂り過ぎると血中糖分が脂肪へと蓄積されやすくなるといわれています。
そこで、グルテンを含む小麦製品の代用として“グルテンを含まない食材”で主食やデザートを作り、その食品を日常に摂り入れたのがグルテンフリーダイエットです。
グルテンを含む小麦製品には小麦を使用しているパン、パスタ、ピザ、うどんなどの主食から、クッキー、クラッカー、ケーキといったスイーツ類、さらにはビール、醤油、ドレッシングなども含みます。
アメリカでは、ベジタリアン、ローフード、マクロビオテックなどの食事療法と同様にヘルス系の雑誌などで特集され、現代の健康志向のニーズにマッチするとして話題になっています。

フランスではグルテンフリーは市場に浸透

フランスでもグルテンフリーが市場で定着しています。
例えば、グルテン不耐症の子供を持つ母親によるアレルギーレシピサイトが2006年に立ち上がり、フランスの料理サイトの閲覧者数トップ3に常にランクインしています。またパリでは、グルテンフリーのコースを提供しているグルテンフリー100%の高級レストランや、全品グルテンフリーのマカロンやお菓子、パンを提供するパティスリーも存在します。
市販品においては、商品パッケージに「グルテンフリー」であることがパッと見てわかるイラスト付きの表記をするのが当たり前になっていることからも、フランスではグルテンフリーが市場に浸透していることがわかります。

日本のグルテンフリー市場のゆくえ

では、日本でグルテンフリー市場は今後、どのようになっていくのでしょうか。
日本でも、当然、食物アレルギーの方による“美味しいお菓子を食べたい”というニーズは確実に存在します。しかし、日本でそのような方向けにグルテンフリーを打ち出しても、欧米市場のように大きな需要は期待できないと考えられます。
日本でグルテンフリー市場を拡大していく余地があるとすれば、グルテンの代替品に「新しい食感」「プレミアム感」という価値を付け、グルテンフリーのイメージをうまく商品開発に生かすことです。
例えば、米粉や大豆粉は、欧米よりも日本のほうがプラスのイメージがあり有望です。欧米では、米粉・大豆粉は小麦粉を代替する素材としか捉えられていないものの、日本では米粉・大豆粉は「健康イメージ」や「プレミアム感」というプラスのイメージがあるためです。
株式会社日本政策金融金庫の調査によると、「米粉を使った食品に対するイメージ」として、「新しい食感がする」「プレミアムな価値を感じる」「おいしい」が、平成22年6月調査よりも平成24年7月調査のほうが目立って増加していました。
さらに「米粉を使った食品で知っているもの」の問いでは、パンが最も多く、次いで、ケーキや洋菓子が上位になっていました。
このことから、日本の消費者に対してはグルテンフリーを謳いつつ、似たような食感や味を再現した食品である「Free From」という切り口から商品を開発する余地があると思われます。こうした観点から焼き菓子の購買機会を拡大していくことで、グルテンフリー市場は拡大していく可能性があると考えられます。

まとめ

欧米や日本のグルテンフリー市場の状況や展望を解説してきました。ぜひ一度日本に合ったグルテンフリーを商品開発のヒントにされてみてください。
弊社でもグルテンフリーや米粉を使ったレシピを開発しています。思ったように膨らまない、美味しくないと商品開発でお困りの方はぜひお問い合わせください。

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