生食パンやフルーツサンドが記憶に新しいパンブーム。今年はマヌルパンやクァベギなどまた新たなパンが注目を集めそうです。継続するパン人気ですが、消費者はどのような基準でパンを購入し、食べているのでしょうか?今回はパンについての意識調査をご紹介します。
※本記事の一部には引用・転載を含みます(出典:ファンくる(株式会社ROI))
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<調査概要>
調査方法:インターネット調査
回答数:1000名(男性=334/女性=656)
調査時期:2022年2月8日~2月13日
※ファンくる(株式会社ROI)調べ
※調査結果のグラフはすべてファンくる(株式会社ROI)に提供いただいております。
Q.パンは好きですか?
まずはパンの嗜好性に関してです。こちらのグラフによると、どの年代でも「パンが好き・とても好き」という回答は9割以上にのぼっており、年代関わらずパンが好まれる食品であることが分かります。
Q.パンの魅力はどんなところだと感じますか?
こちらは、パンの魅力に関する回答結果です。味のほか、手軽さや種類の豊富さが魅力になっています。
Q.特にどのようなパンが好きか教えてください。
好きなパンの種類ですが、全体の傾向としてクロワッサン・デニッシュ系が多く、次いで惣菜パンや菓子パンなどが好まれています。特に20代はクロワッサン・デニッシュ系が好まれる傾向があります。また50代以上では食パンも好まれる傾向があることが分かりました。
Q. パンはいつ食べることが最も多いですか?
回答者全体の6割以上がパンを朝に食べると回答しています。特に60代以上では8割以上が朝食にパンを食べるという結果が出ています。一方夕食に食べるという回答は全体の数%と少ないことが分かりました。パンをお供にお酒を嗜む“パン飲み”や夜に開店するパン屋が度々注目されることがあります。しかし日本ではそのような夕食にパン、という習慣はまだ定着していないと言えそうです。
Q.パンの購入頻度を教えてください。
パンの購入頻度に関する設問では、週に1~2回がもっとも多いことが分かりました。また、購入頻度は2、30代よりも40代以上、特に60代で最多となることが分かりました。このことから、朝食利用が多いほどパンの購入頻度が高くなるという関係が推察されます。
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Q. パンを購入する際、どのようなことを最も重視しますか?
パンを購入する際の決め手は価格と見た目が多い傾向です。次いで多いのが栄養成分や原材料についてで、近年の健康志向ブームやクリーンラベルへの意識の高まりが影響しているのかもしれません。
Q. パンを購入する際、どこで購入することが最も多いですか?
パンの購入場所で最も多いのがスーパーマーケットで、次いでリテール、ベーカリーチェーンと続きます。年代別に見ると、2、30代でリテールでの購入が多く、年代が上がるにつれてスーパーマーケットでの購入が増えることが分かりました。
Q. 最も好きなベーカリーチェーンを教えてください。
最後に、年代別の好きなベーカリーチェーンについてまとめています。
今回の意識調査から、パンはどの年代にも広く受け入れられており、主に朝食で利用されることが多いことが分かりました。また年代別の傾向としては、若年層はリテールでの購入が他の年代に比べて多く、喫食シーンとしては朝食のほか昼食での利用が一定数見られました。一方シニア層はスーパーでの購入が多く、8割以上が朝食で利用するということが分かりました。このように年代別に傾向が変わるため、それぞれに適したアプローチが必要そうです。食品開発ラボでは定期的に市場情報を発信していますので、ぜひ参考にしてください。
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