コメダ珈琲店のメニューをプラントベース(植物由来)にした喫茶店、『KOMEDA is □(コメダイズ)』さんを取材しました。
熱々のデニッシュパンの上に冷たいソフトクリームを載せた「シロノワール」が有名な、名古屋発祥の喫茶店コメダ珈琲店。モーニングはもちろん、ボリュームたっぷりのバーガーやサンドイッチを提供するコメダ珈琲店が、唯一プラントベース専門店として、運営しているのが東銀座の『KOMEDA is □』です。
コメダ珈琲店では、創業50周年を機に、”心にもっとくつろぎを”プロジェクトがスタートしました。
お客様に心からくつろいでいただくためには、地球環境にも配慮する必要があるのではないか、と考え、店舗で提供するストローをバイオマス素材にするなど、さまざまなサステナビリティ活動に取り組んでいます。
この取り組みの中で、環境へ与える負荷が大きいと言われている、動物由来の食材を使用せず、植物由来(プラントベース)の食材のみを使用した料理を提供する、『KOMEDA is □』を2020年にオープンしました。
『KOMEDA is □』のコンセプトは「お肉を休む日を、つくろう」です。これまでプラントベースフードに馴染みのなかった日本人が、いきなり食生活を全てプラントベースに変えることは難しいですが、週に1回、月に1回でも、『KOMEDA is □』で過ごすことで、少しでも環境に良い取り組みに繋げることができれば、という思いが込められているそうです。
看板メニューである“シロノワール”は、プラントベース対応にするにあたり、1年という時間をかけておいしさを追求し、開発されました。
さらに昨年、豆乳を使用したソフトクリームからアーモンドミルクを使用したソフトクリームへのリニューアルを行い、より美味しく仕上げたそうです。
見た目はコメダ珈琲店で提供される“シロノワール”と全く変わらず、実際食べてみると、デニッシュ生地は、動物性の食材を使用していないとは思えないほどさくっとした軽い食感で、ふわっと軽い口当たりのアーモンドミルクのソフトクリームととてもよく合っていました。
その他のメニューも「地球にやさしくても、健康的でも、美味しくなければ続かない」という考えのもと、調味料にもこだわり美味しく仕上げている他、食べ応えにもこだわって商品を開発しているとのことでした。
一番のおすすめメニューは“シロノワール”ですが、“プラントベースハンバーグ”や“季節のフルーツサンド”も人気の高いメニューだそうです。
その他にも、『KOMEDA is □』オリジナルバーガー“べっぴんバーガー”や“大豆の油淋鶏”、“豆腐フリット”など動物性の食材不使用の本格的なプラントベースメニューがたくさん提供されています。
“べっぴんバーガー”のパティは、大豆ミートにありがちな柔らかい食感ではなく、まるで牛肉のパティのようなしっかりとした食感でした。“大豆の油淋鶏”も“豆腐フリット”も、普段プラントベース食品を食べない方でも違和感なく召し上がることができる、まさに続けられる美味しい料理でした。
最後に、どのような方にご来店いただきたいかを伺いました。
「いつもの喫茶店に通うように、どんなお客様でも日常的にご来店頂けるようなお店でありたいです。“お肉を休む日を、つくろう。”というコンセプトでプラントベースフードに今までなじみが無かった方も気軽にご利用頂ければと思います。」
「環境問題」というと何やら大ごとに感じ構えてしまいますが、日常生活に溶け込んだ活動こそ、地球環境の維持につながっていくのだと思います。くつろぎ空間を楽しむだけで、地球にやさしくなれる場所『KOMEDA is □』、” □”にはそれぞれが想う言葉を入れるそうです。自分なら何を入れるか、お店でくつろぎながら考えてみるのも楽しそうですね。
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