世界最大の健康食品・自然関連食品の展示会!『Natural Products EXPO WEST 2019』 についてお伝えします! ~アメリカと日本のダイエットの違い編~

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2019年3月6日~9日にアメリカのアナハイムコンベンションセンターで開催された、世界最大の健康食品・自然関連食品の展示会『Natural Products EXPO WEST 2019』を全3回に分けてレポートします。今回は『アメリカのダイエットトレンド編』です!
(前回の記事はこちら

アメリカと日本のダイエットの違い

私たちの持つ日本人のダイエットイメージはどんなものでしょうか。最近では筋肉をつけて基礎代謝を上げて健康的に体重を落とすとのコンセプトは流行っていますが、なかなか実行できる人は少ないようです。

実際には食事量を減らして減量を目指す人はまだまだ多いのではないでしょうか。

現在の日本での20代女性の栄養不足は終戦直後よりも深刻な状態であると指摘する専門家も多くいます。(1950年のエネルギー摂取量約2,100kcal, 2013年約1,600kcal)

2018年3月には世界で最も権威のある学術雑誌の一つ『Science』において、日本人の妊婦が痩せ志向を持つことに関して論文が発表され大きな警鐘が鳴らされました。

アメリカでは根本の食事法を転換し、食生活を改めて減量につなげようという動きが盛んになっていました。そのキーワードは『筋肉』です。今回は「体重は落としても筋肉量は維持する」というコンセプトを基に2019年アメリカでトレンドになっているダイエット法を紹介していきます。

アメリカでの最新ダイエットトレンド

2019年アメリカで注目を集めている3つのダイエット法を紹介していきます。3つともコンセプトは違うものの、共通しているのは糖質を制限している点です。

■Whole30ダイエット
Whole30ダイエットの”Whole”とは、”自然食品”を意味し、30日間自然食品を中心に食べることで腸内環境をリセットし、ホルモンバランスの調整、消化器不良の改善、エネルギーと免疫機能を高める考え方です。
主要炭水化物(米、パン、うどん等)、穀類(コーン、麦、大豆、グリンピース)、乳製品、ナッツ類、砂糖、加工食品、アルコールを摂取しないようにします。そして、肉、魚、野菜、卵、果物、キノコ、オリーブオイル or ココナッツオイルのみを摂取するダイエット法です。

■Paleoダイエット
Paleoダイエットは、旧石器時代のという意味で、原始人ダイエットとも言われています。
旧石器時代においては、肥満や現代病などはそもそも存在しなかったことから、その時代の食事をそっくりそのまま真似すれば同じように健康的でかつダイエットもできるという考え方です。パレオダイエットは肉類、卵のような高品質のタンパク質源と新鮮な果物、野菜、ナッツ、種子、油も自由に摂取してもよいとされています。

■Ketogenicダイエット
Ketogenicダイエットは糖質制限することによって、“ケトン体”を作りだし、脂肪をエネルギーに変えることで脂肪を消費しやすい体質にすることを目的にしています。Keto Certificatedの認証をもつKeto製品は炭水化物含有量および成分の特定の目標を満たし、人工的な色、味、または合成ケトンは配合しない天然食品であることを証明となる側面ももっています。

これらのダイエット法には専用の認証マークがあります。展示会を見渡しても最終商品に専用マークが記載されているものが多くありました。

成分に注目した際に目立ったのがコラーゲンペプチドです。話を聞いたところ、コラーゲンペプチドが糖質制限の食事において、重要なタンパク源となっているとのことでした。

アメリカ女性のダイエットの目的も健康的に痩せてきれいになることです。それに対して、コラーゲンペプチドはダイエット訴求だけでなく①肌、髪、爪への訴求②関節への訴求というマルチファンクション効果が大いに受け入れられ注目の素材になっているようです。

日本ではコラーゲンはまだまだ肌訴求素材の域を出ませんが、知名度のある素材ではあるのでアメリカ発『コラーゲンダイエット』ブームが飛び火する市場かもしれません。

第2回は以上になります。世界No1の健康市場であるアメリカでは多様なダイエット法が日々生まれては淘汰されているのでマーケットリサーチしていて面白いですね。

次回は最終回。展示会での注目出展商品から、アメリカでのサプリメント事情について紹介をしていきたいと思います。

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近年アメリカでは、手軽にたんぱく質を摂取できるプロテインを配合した食品が増えてきました。実際にスーパーマーケットで販売されている商品を見てみましょう。

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