改善対策特集
「アップサイクル」という言葉を最近耳にするようになりました。アップサイクルとは、不要になったものを廃棄せずに、新しいものに作り替えてより価値の高いモノを生み出すことを言います。再利用する「リサイクル」や、使用済みのモノを繰り返し使う「リユース」とは異なり、アップサイクルは、本来であれば価値がないとされていたモノに新たな価値を生み出すことを指します。今回は株式会社ロスゼロ(以下ロスゼロ)が手掛ける国産アップサイクルチョコレートをご紹介します。
※本記事の一部には引用・転載を含みます(出典:株式会社ロスゼロ)
日本の食品ロスは約570万トン(令和元年農林水産省推計)ですが、農家でのロスは含まれていません。美味しい果物の規格外品や販路を失ったものが日本全国にたくさんあるものの、うまく活用されないまま廃棄にいたっています。この余剰・規格外品食品を消費者に直接つなぐEC(BtoC)事業を展開している企業が、ロスゼロです。同社は5000億円を超える規模を持つチョコレート市場に目を付け、未利用の原材料を使ったアップサイクル食品(Re:Youチョコレート)を製造・販売するDtoC事業に力を入れています。チョコレートの中でも新しい切り口であるアップサイクル製品は、チョコレート市場で話題になりそうです。同社のアップサイクルチョコレートをご紹介します。
ロスゼロと包括連携協定を締結している兵庫県川西市の特産品、「朝採りいちじく」を作る農家さんで出た規格外いちじくを、未利用のチョコレートを合わせてアップサイクル。さらに、農家さんの手元に残る温州ミカンも同じくアップサイクルしています。(2枚組/送料・税込み/3,600円)
2021年1月から販売している第一弾 Re:You。未利用ナッツ、ドライフルーツ、チョコレート製菓材料で作っています。箱をあけると、製菓材料が余る理由やロスゼロの思いが書かれています。(2枚組/送料・税込み/3,000円)
どちらも通販サイト「ロスゼロ」にて販売しています。(販売は予告なく終了する場合があります。予めご了承ください。)
このようなアップサイクル食品は国内外でも注目を集めています。食品ロス・フードロス削減のために気軽に始められる行動として、アップサイクル食品は敷居が低く受け入れられやすそうな印象です。今回ご紹介したチョコレートはこちらからご購入できますので、ぜひ一度お試しください。
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