~お惣菜・デザート編~
調査日:2017年11月21日~12月7日
「美味しくて健康的なメニューを多くの人と共有したい!」という目的のもと、フェルニオ兄弟(Frères Ferniot)が立ち上げたファーストフード店。コンセプトに共感した有名レストランのシェフたちが次々とBocoにレシピの提供をおこない、瞬く間にヘルシー志向のパリジャンたちの話題に。Bocoの総菜はすべてオーガニックのものを使用しています。ファーストフードでありながら、美味しくて健康的なメニューはパリジャンの胃袋をつかみ、パリに8店舗も展開するほど人気のお店になりました。
~総菜~
①そのまま食べられるタイプ
②温めて食べるタイプ
○MILLEFEUILLE VÉGÉTAL 野菜のミルフィーユ
<材料>
19%キヌア、19%エポトール(スペルト小麦)(グルテン)、19%レンズ豆、8%ニンジン、7%マッシュルーム、7%タプナード(グリーンオリーブ、カパールオリーブオイル、塩、アンチョビ(魚)、プロバンスハーブ(ローズマリー、バシリカ、タイム、マジョラム、風味)、塩)、7%トマトクリスプ(トマトジュース、トマトジュース、酸性化塩:クエン酸、パッキング:塩化カルシウム)、5%エンドウ豆、オリーブ油、カブ、タマネギ、塩、レモン酢、ガーリックペッパー
<評価:★★☆>
トマト風味で日本的に表現すると雑穀・野菜パスタ。層によって味が変わり、様々な雑穀の食感を楽しめる。
○BOEUF BRAISÉ EN PARMENTIER ブラッドビーフにジャガイモを添えて
<材料>
44%馬鈴薯、23%牛肉、13%牛乳、8%バター(低温殺菌クリーム、乳酸発酵物)、5%タマネギ、子牛肉(子牛肉と子牛脂肪)、酵母エキス、塩、エキス 砂糖、ハーブ、抗酸化ローズマリーエキス)、ニンジン、セロリ、塩、ヒマワリ油、赤ワイン(亜硫酸塩) 、黒コショウ、タイム、ローレル、砂糖、コーンスターチ、ジャガイモデンプン、lacrosse、マルトデキストリン、米粉、殺菌剤(二リン酸塩)、パームストロベリー、乳タンパク質
<評価:★★☆>
マッシュポテトが程よい軽さで、すっきりといただける。お肉はビーフシチューのような味わい。
③パテ
ホタテ貝、レーズンを使ったものなど、5種類ほど3.50€程度で売られていた
~デザート~
○COMTÉ FRUITÉ, CONFITURE DE FIGUES コンテチーズとイチジクジャム
※コンテ:フランスのハードタイプチーズ。癖が少ないタイプ
<材料>
75%コンテ(ミルク、塩、発酵、圧力)、25%イチジク(イチジク、サトウキビ、砂糖、ゲル化剤、果実ペクチン)
<評価:★☆☆>
癖のないシンプルなチーズだったが、ジャムの酸味が弱く、甘ったるく感じたのが残念。
ジャムの味によっては日本人好みの味にできそうと感じた。
○VIRGIN MOJITO, CITRON-MENTHE ヴァージンモヒートとシトラスミント
<材料>
ミントとライムの濃縮ピューレ41.2%(水、砂糖、ライムジュース20.9%、レモンジュース10.9%、ミント1.2%、ペクチン、スクロース、濃縮ベニバナ、グルコースシロップ)ライムムース 25.8%(クリーム、ミルク、砂糖、水、卵黄、ミント、ライムジュース40%、イナゴマメ、スクロース、安定剤:カラギナーゼ);
ミントとライムの濃縮ピューレ20.6%(水、砂糖、20.7%のライムジュース、10.9%のレモンジュース、2.3%のミント、ペクチン、スクロース、濃縮ベニバナ、グルコースシロップ)粉砕ミント12.4%(小麦粉、バター、ブラウンシュガー、ミント2%、水、ニンジン繊維)
<評価:★★☆>
ヴァージンモヒートはノンアルコールで、ミントの葉とライムを潰してサイダーで割ったものです。
カットケーキとムースが入っており、組み合わせが新鮮だった。個人的にはミントが少しきつかった。
【関連情報】
~お惣菜・デザート編~
パリから一番近いハイパーマーケットの一つ。日本でも売られているようなサラダ、サンドイッチの他、下記のような雑穀サラダが多く見られた。
○TABOULE ROYAL POULET 3.50€
※Taboule
Semoule(ひき割り小麦)に細かく切った野菜とハーブを加え、ドレッシングで和えた料理。フランスでは一般的な料理。
○QUINOA AUX LEGUMES 3.50€
※QUINOA:キヌア
【関連情報】
Picard は「食卓を楽しむ」ことをモットーにあらゆるジャンルの冷凍食品が溢れるスーパーマーケットです。7年連続フランス人の好きな食品ブランドNo.1を受賞したPicard食品は体に優しく毎日食べるための家庭風料理です。(ピカールHPより)
日本にはない一食分お弁当タイプの冷凍食品を販売している。
<お肉orお魚+穀物orジャガイモorパスタ+野菜系の惣菜>の組み合わせが多い。
温め時間は750Wで7分程度と少々長め。
<商品例>① 鱈と野菜炒め ブルグルとキヌア
② サーモンのアーモンド皮がけ ねぎ入りリゾット
③ 牛肉の醤油ソースがけとパスタ 野菜ソテー添え
④ 鶏肉ソテーと秋野菜
⑤ 鶏肉ソテー(セージ使用)とタリアッテレパスタ
⑥ ローマ風鶏肉ソテーと炒めた米
⑦ 鶏肉ソテーと野菜 セモリナとコリアンダーとレモン風味
⑧ 豚肉のソテー(トマトソース) アーティチョークとオリーブ炒め 粒パスタ
⑨ 豚肉のソテー(きのこソース)とポレンタ(トウモロコシの粉を餅状にこねた物)入り
⑩ 鶏肉のソテー パースニップ(白にんじん)*のピューレ(ヘーゼルナッツ入り)
⑪ ホタテのリゾット(モリーユ茸入り)と豆炒め
冷凍庫の中に平積みで販売されている。
*パースニップ
見た目は白いニンジンのようで、ニンジンのような肉質の白い主根を食用とする。味や食感はサツマイモに近く、ねっとり、ほくほくしており甘みがある。煮崩れしないため、ポトフやシチュー、ボルシチなどの煮込み料理で食されている。
【関連情報】
~お惣菜・デザート編~
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