次に流行る?!
東南アジア料理15選
最近、タピオカやパクチーが流行ったり、コンビニで聞いたことのない海外の料理を目にしたり、エスニック系の料理屋さんが増えてきたり、海外の料理への興味は年々高まっているように思います。今回は中でも東南アジアにフォーカスし、各国で愛されつつも日本では見かけることの少ない東南アジア料理をピックアップしました。流行を先取りした商品開発にぜひお役立てください。
日本人のアジア旅行先では、韓国、中国に次いで多いのが台湾です(日本政府観光局、2018年)。台湾料理への注目も高まっており、コンビニやスーパーではルーローハンなどの台湾料理を楽しめるようになってきました。現地ではほかにどのような料理がよく食されているのでしょうか。
ルーローハンに並んで有名な台湾料理が「麺線」です(写真)。麺線は素麺をとろみのあるスープで煮込んだ台湾のファーストフード的な料理です。スープには牡蛎やモツなどを使っており、食事のほかおやつとしても食べられており、パクチーなどをトッピングして楽しみます。
牛肉麺(ニューローメン)は醤油ベースのスープに牛肉がトッピングされた麺料理です。スープには八角や紹興酒などが使われています。また、牛骨を煮込んだ塩味ベースのものもあります。料理する際にはしょうがやにんにく、唐辛子などの香味野菜を炒めて香りを出します。牛肉には脂身の少ないすね肉などを用いるのが一般的だそうです。
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東南アジア料理15選
東南アジア料理と聞いてまず思いつくのがタイ料理かと思います。トムヤムクンやグリーンカレー、パッタイが一般的ですが、それ以外にもおいしいタイ料理はいくつもあります。
カオソーイ(写真)はグリーンカレーやレッドカレーをスープに使ったタイ北部の麺料理です。揚げ麺をトッピングするのが特徴で、ほかにもパクチー、ライム、野菜、ピーナッツなど様々な具材をトッピングします。
トムヤムクンは赤いスープにエビが入っているのに対し、トムカーガイはココナッツミルクを用いた白いスープに鶏肉などが入った料理です。トムカーガイの“カー”はしょうがを意味しており、しょうがが多く使われています。トムヤムクンのような酸味がなく、まろやかで食べやすいのが特徴です。
ベトナム料理は中華料理の影響を色濃く受けており、米や米粉をよく使います。フォーや春巻きが有名なベトナムにも、おいしい料理がいくつもありますのでご紹介します。
ソイタップカムはエスニックな風味が特徴の五目おこわです。煮卵や揚げニンニク、卵、トマトがトッピングされているのが特徴です。甘じょっぱい醤油ベースのタレで食べるのが定番です。
バインセオ(写真)は米粉の生地で作ったベトナム風お好み焼きです。生地にはウコンが練りこまれており黄色く、フチはカリカリで中心はもっちりしているのが特徴です。具材には肉や魚、野菜など様々で、香草などと一緒に付け置きの葉物で巻き、甘酢のタレ(ヌクチャム)を付けて食べます。
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東南アジア料理15選
インドネシア料理は中国やヨーロッパなど多くの国から影響を受けており、多彩な料理があるのが魅力です。インドネシア料理と聞いて思い浮かぶのはナシゴレンやサテーでしょうか。実は他にも世界から注目されている美食がありました。
ルンダン(写真)は2016年の世界美食ランキングで1位に輝いた料理です。ルンダンは牛肉をココナッツミルクやスパイスの効いたスープで汁がなくなるまで長時間煮込む料理です。インドネシアではごちそう的な扱いの料理で、味付けは甘辛く、お酒やご飯によく合います。
ミーアヤムは鶏ガラ・醤油ベースのスープに鶏肉や青菜がのった麺料理です。こってりした味付けが多い東南アジア料理には珍しく、あっさりした味わいが特徴です。
マレーシア料理も中国やインドなど他国の文化を色濃く受けています。中でもマレー系料理と中華系料理を融合したニョニャ料理はイスラム教で禁止されている豚肉も使用するのが特徴です。
ラクサはマレーシアのほかシンガポールやインドネシアでも食べられる麺を使ったニョニャ料理です。大きく分けると、エビやココナッツのきいたカレーベースのラクサと、魚のだしがきいた酸味のあるラクサがあります。トッピングは海老や鶏肉、野菜など様々です。
ホッケンミー(写真)は太麺を使った焼きそばです。マレーシアのホッケンミーは具材にカリカリに揚げた豚肉やエビが使われており、黒醤油による黒っぽい見た目が特徴的です。
この他にも、ココナッツミルクとカレーをベースにした、アモックというカンボジアの茶わん蒸しのような料理もあります。ここでは紹介しきれない魅力的な料理がまだいくつもありましたので、今後も日本で注目されそうな海外の料理を引き続き調査していこうと思います。
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